説明
商品名 | イベルメクチンUSP 12mg(Ivermectin Tablets USP 12mg) |
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容量 | 50錠 |
有効成分 | イベルメクチン12mg |
製造メーカー | SAVA(サバ) |
有効期限 | 2026-04-20 |
イベルメクチンの概要と特徴
イベルメクチンは、主に寄生虫を駆除するために使用される薬剤です。元々は獣医用の駆虫薬として開発されましたが、現在では人間の寄生虫感染症治療にも広く用いられています。
イベルメクチンの有効成分は、無脊椎動物の神経や筋細胞に作用し、麻痺を引き起こして寄生虫を死滅させる効果があります。このため、ヒゼンダニによる疥癬や糞線虫による腸管糞線虫症の治療に特に有効です。
イベルメクチンは、疥癬や糞線虫症などの寄生虫感染症に対して高い効果を発揮する駆虫薬です。日本でも長年臨床で使用されており、適切な目的のために使えば非常に効果的な薬剤です。
イベルメクチンの効果効能
イベルメクチンは以下のような寄生虫感染症に対して高い効果を発揮します。
疥癬(ヒゼンダニ感染症)
疥癬はヒゼンダニが皮膚に寄生して引き起こされる疾患であり、イベルメクチンはこの寄生虫を効果的に駆除します。イベルメクチンを1回服用することで、ほとんどの疥癬虫を死滅させることができます。ただし、重症化した場合(角化型疥癬など)は、追加の服用が必要となることがあります。
腸管糞線虫症
糞線虫は皮膚を通じて人体に侵入し、小腸に寄生する寄生虫です。イベルメクチンは、この寄生虫の神経細胞や筋細胞に作用し、麻痺を引き起こして駆除します。糞線虫による感染症は、腹痛や便秘などの胃腸症状を引き起こしますが、イベルメクチンを服用することで症状を改善できます。
飲み方(服用方法)
イベルメクチンは空腹時に服用することが推奨されています。脂肪分の多い食事と一緒に摂取すると、血中の薬物濃度が上昇し、副作用のリスクが高まる可能性があるためです。
疥癬の治療
疥癬の治療において、イベルメクチンは通常、体重1kgあたり200μgを1回服用します。重症例では、1~2週間後に再度服用することが推奨される場合があります。水で服用することが望ましく、牛乳などの脂肪分の多い飲料と一緒に摂取するのは避けるべきです。
腸管糞線虫症の治療
糞線虫症の場合、イベルメクチンは体重1kgあたり約200μgを2週間間隔で2回服用します。これにより、寄生虫の完全な駆除が期待できます。こちらも水で服用し、脂肪分の多い飲料と一緒に摂取するのは避けるべきです。
副作用と注意事項
イベルメクチンを服用する際には、副作用と注意事項を把握しておくことが重要です。
副作用
イベルメクチンの副作用は一般的に軽度であり、発現頻度は0.1~5%未満とされています。主な副作用には以下のようなものがあります。
- 痒み:イベルメクチン服用後に一時的な痒みを感じることがあります。
- 貧血:稀に貧血の症状が現れることがあります。
- 発疹:皮膚に発疹が出る場合があります。
これらの副作用は一時的で軽度のものが多いですが、症状が持続する場合や重篤な症状が現れた場合は、速やかに医師に相談する必要があります。
注意事項
イベルメクチンの服用にあたり、以下の点に注意が必要です。
- 妊婦および授乳婦:妊婦(産婦)にはイベルメクチンの使用は推奨されていません。また、授乳婦も使用する場合は医師に相談する必要があります。
- 小児および高齢者:小児(幼児)や高齢者がイベルメクチンを使用する際は、必ず医師の承諾を得てから使用してください。特に高齢者は肝、腎、心機能が低下している場合が多く、慎重に投与する必要があります。
- 空腹時の服用:前述の通り、イベルメクチンは空腹時に服用することが推奨されています。脂肪分の多い食事や飲料と一緒に摂取しないように注意してください。
- アレルギー反応:イベルメクチンに対するアレルギーがある場合は使用を避け、服用後にアレルギー症状が出た場合は直ちに医師の診察を受けることが重要です。
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